カウンセリングを受診される前にぜひ一度目を通してみてください。
また、ご不明な点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
大きな特徴は(1)トラウマに対する今までになかった新しい心理療法でありトラウマ以外にも広く適用されていること、(2)治療に時間がかからないこと、(3)際だつ効果があること、(4)安全で負担が少ないことなどが挙げられます。
また、これまでの心理療法は言葉を使った洞察が中心でしたが、この療法は脳の神経系に働きかけるという、今までになかった新しい方法を用います。つらい記憶を処理する際に、右脳と左脳に交互にリズミカルな刺激を加えるのが特徴で、視覚(目を左右に動かす)や聴覚(音を左右交互に聞く)、触覚(タッピング=肩や膝などを交互にたたく)などさまざまな交互刺激が使われますが、この心理療法を開発したシャピロ(1989)が視覚を使用したことから、この療法がEye Movement Desensitization and Reprocessing(眼球運動による脱感作と再処理法)と命名されたのです。
PTSDや外傷体験(トラウマ)に対しての効果が実証されていますが、それだけでなく、強い感情―不安や悲しみ、恐怖や抑うつ、怒りなど―のコントロール、否定的な考え方の解消、スポーツやビジネスでの能力発揮などにも効果が報告されており、広い分野で適用されています。
カウンセリングルーム ソイルでは、都内でも数少ないEMDR専門のセラピー・カウンセリングを実施しています。またセラピストはいずれも臨床心理士資格を有し、日本EMDR学会認定の正規のトレーニングを受けた専門家です。質の高い心理療法をお約束いたします。
定められた手順に従っておこなわれます。はじめにクライエントの主訴、症状、生育歴などをお聞きし、相談しながら治療計画を立てていきます。ターゲット(解決したい過去のトラウマ記憶)が定まると、古い順にひとつずつ処理をおこないます。
その記憶の映像やそれにまつわる否定的な感情や自己認知、身体感覚などを想起しながら、左右の刺激を加えます。すると、それまで瞬間冷凍されていたような当時の体験が、あたかも自然解凍されたようにクライエント自身の力で処理をすることが可能になり、それまで見られた症状やつらさ・恐怖・怒り・自責の念が解消され、それと並行して感情のコントロールが可能になり、肯定的なものの見方が自然に受け入れられるようになります。
また、スポーツやビジネスで、この肯定的な面の開発や強化を目的としたエンパワーメントもおこなわれています。