それらを抱えていることで、さまざまな心身の不調が生じることがあり、それらは本来のあなたの人生にダメージを与えます。
EMDRは、それらの解決にきわめて効果の高い心理療法です。
1989年にアメリカで開発されて以来、多くの方が「時間のかからない」「際だつ効果」を実感されています。
EMDRはトラウマ治療の新常識とも言われ、PTSDに対する有効な心理療法として、アメリカ心理学会(1998)や国際トラウマティックストレス学会(2000)で推奨される治療のガイドラインに載るなど、その効果が評価されています。
また、その効果はPTSDや外傷体験(トラウマ)に対してだけでなく、強い感情—不安や悲しみ、恐怖や抑うつ、怒りなど—のコントロール、否定的な考え方の解消、スポーツやビジネスでの能力発揮などに適用されています。
伝統的な心理療法の多くは、言葉を使ってこころの中を洞察していきますが、EMDRでは脳の神経系に働きかけて滞っている情報に変化を起こすため、急速な治療効果がみられます。
EMDRではつらい出来事の詳細を語らなくても治療を進めることができます。また、短時間で改善が進むため、つらい出来事やトラウマに直面する時間が短くてすむのも特徴です。
さらに、その人のポジティブな面や長所、自己治癒力を引き出して高めることをおこないます。
ご自身の力で本来の人生をとり戻す、そのためのお手伝いをするのがこの治療法です。